大阪・関西万博にある4つのオフィシャルストアをレポート!「ドラゴンボール」コラボをはじめ限定アイテムが勢ぞろい

大阪府

2025年4月13日より大阪・夢洲で開催している大阪・関西万博。各パビリオンの展示はもちろん、気になるのがお土産だ。会場内にオフィシャルストアは4店舗あり、東ゲートマーケットプレイスに「MARUZEN JUNKUDO」と「大丸松坂屋百貨店」が、西ゲートマーケットプレイスに「KINTETSU」(近鉄百貨店)と「JR西日本グループ」が出店し、それぞれ企業の個性が光るストアになっている。

本記事では、会場内オフィシャルストアのメディア内覧会での取材内容をもとに、4つのオフィシャルストアの見どころを紹介。お土産の購入ポイントとして押さえておこう。

マンガ好きの人は夢中になること間違いなし!「MARUZEN JUNKUDO」

まずは、大阪メトロ「夢洲駅」を利用する人の入り口となる東ゲートへ。「オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO」を訪れた。

「オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO」
「オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO」


ミャクミャクのぬいぐるみの大群による出迎えに少し驚いたが、いつも本を買いに行く書店のオフィシャルストアだけあり、店内はどこか落ち着く空間だ。

【写真】ぎゅうぎゅうに詰められたミャクミャクのぬいぐるみがお出迎え!
【写真】ぎゅうぎゅうに詰められたミャクミャクのぬいぐるみがお出迎え!


同店は「好き(SUKI)に出逢える 万博 SUPER STORE」をコンセプトに、約3000種の公式ライセンス商品を販売。うち200点以上は同店のオリジナルアイテムで、「MARUZEN JUNKUDO」らしく絵本や文房具がそろっている。

ミャクミャクが主役の絵本も
ミャクミャクが主役の絵本も

ミニサイズの便箋。ハンコで押されたようなミャクミャクが愛らしい
ミニサイズの便箋。ハンコで押されたようなミャクミャクが愛らしい


なかでも注目したいのが、日本が誇る“マンガ”をアピールした、万博とのコラボレーション商品だ。「マンガの世界」をコンセプトに、「ドラゴンボール」(鳥山明/著)や「七つの大罪」(鈴木央/著)のほか、「うる星やつら」「らんま1/2」「犬夜叉」といった高橋留美子作品がラインナップ。

作品の世界観はもちろん、特殊加工印刷が施されたポスターや屏風絵など、日本の印刷技術の素晴らしさにも触れられる。

「ドラゴンボール」のコラボコーナー。これは国内外問わずファンにはたまらないだろう
「ドラゴンボール」のコラボコーナー。これは国内外問わずファンにはたまらないだろう(C)バード・スタジオ/集英社

“るーみっくわーるど”オタクの筆者が思わず立ち止まった高橋留美子作品のコーナー
“るーみっくわーるど”オタクの筆者が思わず立ち止まった高橋留美子作品のコーナー


平成ブームの一つとして人気再燃中の「たまごっち」と万博のコラボも見逃せない。ゲーム機本体である「EXPO2025 たまごっち」(5500円)をはじめ、クッションやキーホルダーなど、ポップなカラーリングのグッズが展開されている。

「たまごっち」のコラボコーナー。Tシャツは子ども用もあり
「たまごっち」のコラボコーナー。Tシャツは子ども用もあり(C)BANDAI (R)&(C)2025 BANDAI


そして、今回の万博のシンボルである「大屋根リング」の模型「The Grand Ring」(1個/3万3000円、16個/52万8000円)も販売。16個購入すればリング1周が完成する仕様だ。匠の技術でデフォルメされた「大屋根リング」を組み立てて、おうちでも万博気分を味わおう。

「The Grand Ring」(1個/3万3000円、16個/52万8000円)
「The Grand Ring」(1個/3万3000円、16個/52万8000円)


百貨店の強みを活かしたラインナップに驚き!「大丸松坂屋百貨店」

続いて、同じく東ゲートマーケットプレイスにある「オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店」へ。大のれんをくぐると、祭りの雰囲気が漂う店内に一気に引き込まれた。

「オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店」
「オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店」


同店のコンセプトは「元禄時代の大店(おおたな)/EXPO2025 Ver.」。風神・雷神をモチーフにしたねぶたや提灯ウォールを配し、日本の伝統を感じる店内デザインが特徴だ。店内の雰囲気は、はんなりとした“和”ではなく活気ある江戸時代を思わせる。

ミャクミャクを携えた大迫力の力士像が出迎えてくれる
ミャクミャクを携えた大迫力の力士像が出迎えてくれる

風神・雷神のねぶた装飾に加え、いたるところに和の要素が
風神・雷神のねぶた装飾に加え、いたるところに和の要素が


「オフィシャルストア」と聞くと、お土産用のお菓子や日用品がメインの店を想像するだろう。しかし、同店には百貨店の強みを活かしたアート作品や伝統工芸品もそろい、まるで“小さな百貨店”と言えるような品ぞろえだ。

ミャクミャクに技をかける覆面プロレスラーの博多人形「いのち輝く コブラツイスト」(440万円、現在は売り切れ)
ミャクミャクに技をかける覆面プロレスラーの博多人形「いのち輝く コブラツイスト」(440万円、現在は売り切れ)

錫物にもミャクミャクを発見!
錫物にもミャクミャクを発見!


アパレルも多く展開しており、「JOURNAL STANDARD relume」「ミントデザインズ」「gelato pique」(ジェラートピケ)といった人気ブランドによるミャクミャクデザインのファッションアイテムがズラリ。

洋服の陳列にも百貨店らしさを感じる
洋服の陳列にも百貨店らしさを感じる


そして、思わず「百貨店っぽい!」と言ってしまったのが、京都・北山発の洋菓子ブランド「マールブランシュ」と、スペイン発のキャンディー専門店「PAPABUBBLE」(パパブブレ)のコーナー。

「マールブランシュ」の看板商品で京都土産の定番である「茶の菓」にはミャクミャクの焼き印が。「PAPABUBBLE」のキャンディーは万博仕様になっており、ちょっとリッチなお土産にぴったりだ。

「マールブランシュ」の「茶の菓」の焼き印がミャクミャクに。「(焼き印が)すごく難しかったのですが、なんとか実現しました」と担当者
「マールブランシュ」の「茶の菓」の焼き印がミャクミャクに。「(焼き印が)すごく難しかったのですが、なんとか実現しました」と担当者

小さくて食べやすいキャンディーは、パビリオン巡りのお供にも
小さくて食べやすいキャンディーは、パビリオン巡りのお供にも


関西銘菓が勢ぞろい!?子ども向けアイテムも多い「KINTETSU」

東ゲートマーケットプレイスから、タクシーやシャトルバスで訪れる人の入り口となる西ゲートまで移動。「オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU」に訪れた。

「オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU」
「オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU」


同店は「ミャクミャク百“価”店へ、いらっしゃい!」をコンセプトに、「来場者に『えーやん!』と言ってもらえるような買い物体験を提供する」とアピール。そのテンション高めのコンセプトに合わせてか、おめかししたド派手なミャクミャクが出迎えてくれた。

タキシードを着たミャクミャクが登場!
タキシードを着たミャクミャクが登場!


4つのオフィシャルストアにはそれぞれ共通のミャクミャクグッズが販売されているのだが、「ミャクミャクもちもちぬいぐるみ」(Sサイズ/3740円)や「ミャクミャクタキシードぬいぐるみ」(4400円)、「ミャクミャク ソフビちょきんばこ」(8800円)など、同店でしか買えないアイテムもあるので要チェック。

個性豊かなミャクミャクが並んでいる
個性豊かなミャクミャクが並んでいる


注目は、奈良発の老舗雑貨店「中川政七商店」によるコラボ商品。「鍋島焼のミャクミャク」(55万円)や、有田焼の「ミャクミャク豆皿」(全2種/各2750円)、「ミャクミャクだるま」(全6種/各5500円)といった、ミャクミャクと日本の工芸品を遊び心たっぷりに組み合わせたアイテムが並ぶ。

「中川政七商店」コラボのコーナー。焼き物や錫物など、日本の伝統工芸品が万博仕様に
「中川政七商店」コラボのコーナー。焼き物や錫物など、日本の伝統工芸品が万博仕様に

有田焼で作られた「ミャクミャク豆皿」(全2種/各2750円)
有田焼で作られた「ミャクミャク豆皿」(全2種/各2750円)


店の奥に進むと、お菓子コーナーの広さに圧倒された。「みるく饅頭 月化粧」や「岩おこし」、「ガトーフェスタ ハラダ」のラスクをはじめとした関西銘菓や百貨店の人気ブランドとのコラボは、地元の鉄道会社ならでは。本当に種類が多いので、お気に入りのお土産が必ず見つかるはずだ。

店の半分ほどがお菓子で埋め尽くされていた
店の半分ほどがお菓子で埋め尽くされていた

大阪土産の定番「みるく饅頭 月化粧」のパッケージが万博バージョンに
大阪土産の定番「みるく饅頭 月化粧」のパッケージが万博バージョンに

ミャクミャクカラーになった、奈良の「三輪そうめん」
ミャクミャクカラーになった、奈良の「三輪そうめん」


また、4つのオフィシャルストアには子ども用のカトラリーや雨具なども共通でラインナップしているので、急な雨や忘れ物があったときでも安心。その中でも同店はシールやマスキングテープ、コスチュームグッズといった子ども向けのアイテムが多いと感じた。ファミリーで来場する際は、ぜひ立ち寄ってみて。

鉄道ファン歓喜の店内デザインとコラボアイテム「JR西日本グループ」

最後は、「オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ」へ。「“みやげ話”になる『みやげ店舗』」がコンセプトで、旅行気分で楽しめる店内デザインが魅力だ。

「オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ」
「オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ」


店内のいたるところにJRの列車や駅の要素を発見でき、電車好きの子どもや鉄道ファンを連れて行きたくなる。筆者も、「環状線や!」「乗車位置がある!」と言いながらはしゃいでしまった。

会計コーナーの案内掲示板
会計コーナーの案内掲示板

出口付近にある壁面には、実際に駅や鉄道で使用されていたヘッドマークやつり革が!
出口付近にある壁面には、実際に駅や鉄道で使用されていたヘッドマークやつり革が!


約2500種類の商品を取り扱い、そのうち約500アイテムがJR西日本グループ特別企画商品なのだとか。まず目に入ったのは、テーマパークにように万博を満喫したい人にうってつけの「ミャクミャク ポップコーンバケツ」(4950円)。ネックストラップ付きで、中にはキャラメルポップコーンが入っている。

「ミャクミャク ポップコーンバケツ」(4950円)
「ミャクミャク ポップコーンバケツ」(4950円)


その後ろに広いコーナーを設けていたのが、「~ミャクミャクと旅する~日本土産詰合せ」(1箱/2700円)。北海道の「白い恋人」、京都の「生八ッ橋」、広島の「生もみじ」など、日本各地の代表的なお土産14種の中から8種を選び、自分好みに組み合わせられるというもの。大阪にいながら各地の銘菓を味わえるチャンスだ。

「~ミャクミャクと旅する~日本土産詰合せ」(1箱/2700円)。忘れられないおいしさの銘菓を詰め合わせよう
「~ミャクミャクと旅する~日本土産詰合せ」(1箱/2700円)。忘れられないおいしさの銘菓を詰め合わせよう

同一商品は2つまでしか選べないので注意
同一商品は2つまでしか選べないので注意


奥に進むと、関西人である筆者にとっては何度も見た顔が……。そう、JR西日本のキャラクター・カモノハシのイコちゃんがミャクミャクと一緒に並んでいるのだ。ここでは、イコちゃんとミャクミャクのコラボアイテムだけでなく、ここでしか手に入らない「会場内限定ICOCA」付きグッズを展開。合計6万5000セットしか用意されていないので、早めにゲットしよう。

ミャクミャクだけでなく、イコちゃんの大群現る!鉄道グッズも盛りだくさん
ミャクミャクだけでなく、イコちゃんの大群現る!鉄道グッズも盛りだくさん

「会場内限定ICOCA」付きの「カードケース付き駅員さんぬいぐるみセット」(7600円)※限定5000セット
「会場内限定ICOCA」付きの「カードケース付き駅員さんぬいぐるみセット」(7600円)※限定5000セット


そして、同店では各種アイスクリームも販売しているので、真夏に来場した際におすすめ。もちろん、新幹線で食べるあの“かた~いアイス”もラインナップしている。

「ミャクミャク【スジャータ】アイスクリーム バニラ」(432円)
「ミャクミャク【スジャータ】アイスクリーム バニラ」(432円)


今回紹介した4つのオフィシャルストアではキャッシュレスでの会計を取り入れているため、事前にチャージなどを済ませておくのがベター。また、会場内は銀行ATMやチャージコーナーも設けている。

国内外問わずさまざまなパビリオンがある大阪・関西万博。現時点で「万博は気になるけど、何を見ていいのかわからない」という人もいると思うが、これらの限定グッズを目当てに訪れるのもよさそうだ。

取材・文・撮影=ウォーカープラス編集部

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詳細情報

大阪・関西万博 公式サイト:https://www.expo2025.or.jp/
情報は2025年4月18日 14:47時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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