2024年のゴールデンウィーク(以下、GW)は、4月30日(火)、5月1日(水)・2日(木)の3日間休みをとれば10連休となる。そんなGWにおすすめなのが、春のレジャーの1つ“潮干狩り”。今回は、潮干狩りに最適なシーズンや、潮干狩りを楽しむために準備する道具や服装、採り方のコツを紹介します。
潮干狩りで持っていくべき道具は?どんな服装で行けばいいの?
潮干狩りを目いっぱい満喫するためにも、出かける前には持ち物と服装をしっかりチェックしておきましょう。
基本の持ち物に加え、「靴下」「ネット」があると便利
まず潮干狩りをする時の基本として熊手、手袋、バケツやクーラーボックス、保冷剤などの道具は持っていきたいところ。特に無料スポットは、道具の貸し出しなどを行っていないことが多いため、潮干狩りをするための道具の持参は必須です。
採れた貝やハマグリは、ビニール袋だと破けやすいので注意が必要です。頑丈なバケツやクーラーボックスなどの道具を準備して、採った貝やハマグリが傷まないように保冷剤も持ち物の中に用意しておくと安心です。
キッチンの排水口用の網や洗濯ネットなども一時的に入れておくのに便利なので、持ち物リストにいれておくといいかもしれません。
そして持ち物の中でも意外とあると便利なのが「靴下」。一般的に貝やハマグリが移動すると、その周辺は砂浜が柔らかくなります。サンダルなどではその違いを感じにくいですが、靴下であればバッチリ。裸足だと割れた貝殻などで怪我することもあるので、靴下スタイルがおすすめです。
また、けがをしたときの手当て用に絆創膏や、海辺で荷物を広げるのに便利なレジャーシートなどの道具も用意しておくとより快適に過ごせます。
服装は長袖がベター、紫外線対策も
潮干狩りをする時の服装は、長袖の服に半ズボンや海水パンツがおすすめです。春でも思いのほか強い日差しで日焼けすることもあり、夏でも潮風に長い時間当たっていると体が冷えてしまうので、潮干狩りをする時の服装は長袖も一緒に準備しておくと重宝します。また、どうしても濡れてしまうので着替えも忘れないように用意を。
サングラスや帽子、日焼け止めなどの持ち物を用意して、紫外線対策もしながら潮干狩りを楽しみましょう。夏は通気性が良く、大きいツバのある麦わら帽子などが役に立ちます。強い日差しは自分で感じている以上に体力を消耗するので、潮干狩り中はこまめに休憩や水分補給をすることも忘れないようにしましょう。
貝やハマグリの破片で怪我しやすい足元は、長靴よりも水はけの良いマリンシューズがおすすめ。先ほど紹介した靴下スタイルもぜひ試してみてください。
潮干狩りで貝やハマグリを採るコツは?
貝やハマグリが採れやすいのは「傾斜地」と「海藻が留まっている場所」
潮干狩りをする時、貝やハマグリがよく採れる場所は大きく2つあります。1つは貝やハマグリが波をよけられるところ。潮が引いて小高い丘になっている部分の傾斜部分は波をよけることができるため、貝やハマグリが生息しやすいのです。
もう1つは、海藻が流されず留まっている場所。海藻を食べるプランクトンを狙って、貝やハマグリが集まります。
またこの2つの場所には、小さい穴が開いていることが。これは貝やハマグリが呼吸するための穴なので、目印になります。見つけたら掘り返してみることをおすすめします。
1つ貝やハマグリを見つけたら、その周囲には他にもいる可能性大!
潮干狩りをする際、効率よく貝やハマグリを採るコツは、1つの貝やハマグリを見つけたらその周囲も探してみること。貝やハマグリは集団で生息している場合が多いため、1つ見つけたらその周りにたくさんいる可能性が高いです。
潮干狩りにおすすめのシーズンは何月?何時頃に行くとベスト?
自然を楽しむ潮干狩りは、持ち物、道具、服装だけでなく、海のコンディションも大事。ここでは潮干狩りに適したシーズンや、どの時間帯を狙えばいいかを確認する方法を紹介します。
潮干狩りは4月~5月がハイシーズン
潮干狩りの時期は3月~7月がシーズンと聞くと、意外と長いと思われる人も多いのでは。そのなかでも潮干狩りのハイシーズンは4月~5月です。
これは、GW時期が昼間に大きく潮が引くタイミングと日程が重なるためです。ただし、GWだからといって油断は禁物。必ず潮が引くタイミングと一致するわけではないので要注意。その年によって一番潮が引くタイミングが違うため、潮干狩りに出かける際は、念のため事前に調べておきましょう。
また4月~5月のシーズンは気候も温暖になり、潮干狩りを楽しみやすい時期です。一番いいシーズンに最高の思い出づくりができます。
干潮の時間帯を海上保安庁のサイトなどでチェックしよう
潮干狩りができるのは、潮が引く干潮の時間帯のみ。せっかく潮干狩りに行ったのにできなかったということにならないよう、事前に干潮時間を海上保安庁のサイトなどでチェックして潮干狩りに出かけましょう。干潮時間の約2時間前には現地にいられると余裕を持って潮干狩りが楽しめます。
※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。