【漫画】SNSで反響呼ぶ、タイの空気感や生活感いっぱいのコミックエッセイ。2年ぶりの訪タイで感じた変化とは?

2022年記事

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この記事は2022年GW(ゴールデンウィーク)おでかけトピックス特集のものです。最新トピックスはこちら

新型コロナウイルスの影響で、今年も家で過ごす時間が長くなりそうなゴールデンウィーク。そこでウォーカープラスでは、出かけられなくてもおうちで旅行やおでかけ気分に浸れる漫画を特集。

今回紹介するのは、タイの人々や体験を題材にしたコミックエッセイをSNS上で発表している、小林眞理子( @mariko_asia27 )さんの「タイのひとびと」シリーズだ。

タイの日常を現地の空気感たっぷりに描くコミックエッセイ

東京から首都バンコクまで飛行機で約6時間、東南アジアに位置する常夏の国、タイ王国。トムヤムクンやパッタイといったタイ料理に馴染みはあれど、実際にタイを訪れたという人はそう多くはないだろう。小林さんは十年以上前からタイに幾度となく足を運び、コロナ禍以前は長期滞在も経験。その中で肌で感じたタイの文化や生活を振り返ったコミックエッセイとして発表している。

【漫画】「タイのひとびと」シリーズを読む
【漫画】「タイのひとびと」シリーズを読む画像提供:まりこ(@mariko_asia27)さん

SNSを中心に、タイを知らないユーザーからは驚きと関心を、訪タイ経験のある人やタイ在住のユーザーからは共感を集めており、2022年3月からはワニブックスが運営するWEBマガジン「ニュースクランチ」で、「タイの日常~出張版~」の連載もはじまっている。

これまでに発表した作品では、街角にある食堂でのエピソードや、伝統文化でもあることからあちこちに店舗のあるタイマッサージの体験談、公園で目撃した日本との違いなど、タイに根差した人々の暮らしに着目したものが多い。

タイのひとびとシリーズ~またしてもローカル食堂~1
タイのひとびとシリーズ~またしてもローカル食堂~1画像提供:まりこ(@mariko_asia27)さん

不愛想でおおざっぱながらも何故か許せてしまう食堂での接客、名物のザクロジュースの屋台の当たり外れ、思わず日本語で返事をしてしまった時のタイの人のリアクションなど、小林さんの目に映った現地のリアルな空気感があたたかに描かれているのが特徴的なポイント。現地の人にとってはなんでもない、けれど外からの視点で見るとこのうえなく刺激的な異文化が楽しめるのが魅力の1つだ。

作品はいずれも小林さんの実体験や思い出深いエピソードをもとに制作。タイで経験した面白い話を口頭で日本の友人に説明してもいまいち伝わらず、楽しかった体験を分かってもらいたいと思ったことがきっかけでコミックエッセイとして描くようになったと話す。

タイのひとびとシリーズ ~ザクロジュースやさん~4
タイのひとびとシリーズ ~ザクロジュースやさん~4画像提供:まりこ(@mariko_asia27)さん

漫画にする際は、個別のエピソードだけでなく、「実際にその場で関わり合った時の空気感は体験して初めて知ることが多い」と、タイのリアルな肌ざわりを伝えることも重視。街並みの描き方にもこだわり、「パースも狂わないように定規を使って描いたら、全然バンコクの街っぽくならなかった」という理由から、背景もフリーハンドで描いているという。

2年ぶりにタイへ。現地で感じた変化とこれから

タイのひとびとシリーズ~またしてもローカル食堂~5
タイのひとびとシリーズ~またしてもローカル食堂~5画像提供:まりこ(@mariko_asia27)さん

作品の反響について小林さんは、「タイで面白い事があったから聞いてほしい!これだけの思いで始めました。皆さんがくれる感想のおかげで、タイの良いところ、日本の良いところについてとても勉強になっているので、本当に感謝しています」と話す。

自身が見た、人々が生活する場としてのタイを等身大に表現している小林さん。それだけに、今年、仕事で2年ぶりにタイを訪れた際には「到着時は夜だったのですが、街の暗さに驚きました。眠らない街で夜はギラギラしていたのに、コロナを経てすっかり寂しくなっていました」とコロナ禍の影響を痛感したという。

また、今回の訪タイではロシアのウクライナ侵攻の余波も目撃。「特に印象深いのは、タイに来てすぐ、ロシアによる侵攻が始まったことです。タイはロシア人観光客が多い国で、考えさせられる場面にさまざま遭遇しました」と話し、「私の目にした事を皆さんに伝えたいです」と思いを教えてくれた。

「私はタイについてまだまだ知らないことだらけで、また冒険して面白い発見をして来るので、私の『面白いことがあったから聞いて!』に、付き合っていただければ嬉しいです」と今後の展望を話す小林さん。観光ガイドでは名物や名所が取り上げられがちだが、言葉では言い表せない生の感覚を味わうのも異国を訪れる大きな醍醐味。まだまだ海外旅行が難しい中、漫画を通してタイの人々の温度を楽しもう。

取材協力:小林眞理子(@mariko_asia27)

詳細情報

■小林眞理子(@mariko_asia27)さん
Twitter:https://twitter.com/mariko_asia27
Instagram:https://www.instagram.com/mariko_asia_27/

タイの日常~出張版~(ニュースクランチ):https://wanibooks-newscrunch.com/category/comic-019
情報は2022年4月30日 11:00時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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