向島百花園

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東京都墨田区
向島百花園

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自然に近い形で管理された草木があり多様な野鳥や昆虫が観察できる
画像提供:向島百花園

現代に唯一残る江戸の花園

江戸の町人文化が花開いた文化文政時代(1804~1830年)に、商人の佐原鞠塢(きくう)によって造られた庭園。開園当初は、360本の梅が主体だったが、その後、詩経や万葉集など中国、日本の古典に詠まれた有名な植物を集め、現在では四季折々の草花と景観が楽しめるようになっている。自然に近い形で管理された草木があり、多様な野鳥や昆虫が観察できるのも魅力だ。国の名勝および史跡の指定を受けたのどかな園内は、都民の憩いの場として親しまれている。

見どころ

2月には園内全域で梅が咲き、5月上旬には花の棚でフジが咲き誇る。また、全長約30メートルものハギのトンネルは、9月に見頃を迎える。

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